初回
スナックを経営。1日中スピーカーの音に悩まされています。
難聴が出る前からめまいや耳鳴りがあったそうです。疲れやすく胃吐き気なども感じており、食べたいと思う事が少なく、栄養状態も悪そうです。
難聴の状態は発症してから4ヶ月経ており、複数の医療機関で治療を受診されています。ステロイド治療も経験されています。聞こえづらいため人と話すのが億劫になりがちですが、病院からは様子を見るしかないと言われ途方にくれていました。
2回目
初回の治療で耳鳴りの音が変わったという自覚はあったようですが、満足出来るほどではありません。しかし治療後、耳鳴り症状に変化が見られたことで気持ちが前向きになり、積極的に治療を続けようと思われたようです。セルフケアなど自宅療法の指導をしました。
3回目
耳鳴りの音が少し小さくなり、“こもったような”・“こだまするような”聞こえづらさが軽減して音の識別が出来るようになってきました。
最終
治療後は聞こえづらさ・耳鳴り共にトーンが下がったと喜んでおられました。更なる改善を目標に定期的な治療と日々のセルフケア自宅療法を続けていく予定です。
治療のポイントと反応点の状況
耳、目、首、腹部の反応点。特に耳のつぼの反応は広範囲に見られました。耳の反応の改善を目標に重点的に治療していきました。
治療の経過で感じたこと
短い治療期間でも患者さんの耳鳴り症状に変化が見られたことが収穫でした。なかなか変わりづらい耳鳴り症状ですが、特に耳の反応点の変化を注意深く治療することで、患者さんのQOL(日常生活動作)の向上につながると感じた一例です。